ピカピカしてないけど大丈夫?溶融亜鉛めっきの「やけ」とは ~マルコ工業のメルマガ2023年12月号~ |
皆様、こんにちは! マルコ工業です。
あっという間に今年も年の瀬。12月になりました。 なんだか冬らしい日と冬らしくない日が入れ代わり立ち代わり…。 非常に寒暖の差が激しい日々が続いております。 忙しい季節ではありますが、皆様お身体にはお気を付けください!!
さて、今回のメルマガは、溶融亜鉛めっきの「やけ」についてです。 見た目に現れるのでなんとなく気になってしまうのが「やけ」ですが、実際のところ、どんな影響があるのでしょうか…? ぜひ最後までご覧ください!! (本メールはお名刺交換をさせていただいた方へお送りしております。)
————————————————————————————————— ~今号の目次~ ■ピカピカキラキラしてないけど大丈夫??溶融亜鉛めっきの「やけ」とは ■マルコ工業の社員紹介~仕事が早くてフレンドリー~ ■年末のご挨拶~本年も大変お世話になりました~ ————————————————————————————————— |
ピカピカキラキラしてないけど大丈夫?? |
皆さまはめっきと聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか? 鋼材を銀色のピカピカキラキラにしてくれるもの? 見た目をよくするのに欠かせない工程? 世間一般のお声を聞いたり、ネットで調べたりすると、よくこのようなイメージだと出てきます。
もちろん、見た目も大切ではありますが、実は弊社、マルコ工業が取り扱う溶融亜鉛めっきは、「鉄をさびにくくする」という役割を担っている技術なんです! 溶融亜鉛めっきについて定めているJIS規格は「鋼材及び鋼材加工品に防食の目的で施される溶融亜鉛めっきの有効面について規定する」ものなんだそうです。
仕上がり直後は亜鉛のきれいな銀色で、とてもきれいにピカピカキラキラしているので、どうしても見た目に目がいきがちな溶融亜鉛めっき。 ところが、その本質は防食、つまりさびにくくすること、にあるんです。 では、なぜ溶融亜鉛めっきは鉄をさびにくくするのか。 見た目と品質の関係はどうなのか。 今回は、そんな疑問に、見た目と品質の関係に大きくかかわる「やけ」をご紹介しつつ、説明してまいります!!
そもそも溶融亜鉛めっきって?そもそも弊社、マルコ工業が取り扱っている溶融亜鉛めっきとは、どういうものなのでしょうか?
すごーくざっくり、簡単に言うと、鉄などの鋼材を、溶かした亜鉛の液体の中にドプンと浸してめっき処理をします。 詳しくは弊社webページで紹介しておりますので、是非一度ご覧ください。
この時、実は鋼材の表面で鉄と亜鉛が合金反応を起こします。 浸したから表面にめっきがのっかるというのではなく、鉄と亜鉛が強い金属結合している状態になるので、長い年月が過ぎても、めっきがはがれないというのが大きな特徴なんです。
街中では、鉄にペンキ塗装をしてさびを防いでいるものも見かけますが、ペンキ塗装だと、数年でペンキの部分がぺりっと剥がれ落ちてしまうので、さびた鉄の棒が露出している状態になりやすくなります。 対して溶融亜鉛めっきは、鉄と亜鉛が強い金属結合している状態なので、はがれることはなく、長く防食効果を発揮することができるんです。
ピカピカキラキラしてない!溶融亜鉛めっきの「やけ」さて、前置きが長くなってしまいましたが、溶融亜鉛めっきには「やけ」というものがあります。 |
上記の図は、溶融亜鉛めっきの断面の図です。 溶融亜鉛めっきは、鉄の鋼材を液体の亜鉛に浸します。 すると、鉄と亜鉛が合金反応を起こし、金属結合します。 この部分が、真ん中の「合金」層です。 下がもともとの素材である「鉄」地。上が表面に残った浸した「亜鉛」層です。
この表面の「亜鉛」層は、皆さんご存じの、ピカピカキラキラしている、銀白色ですが、真ん中の「合金」層は、暗灰色で、ピカピカキラキラしていません。
今回ご紹介する「やけ」は、この合金反応が表面まで進んで、仕上がった製品がピカピカキラキラしておらず、暗灰色になっている状態のことです。
皆さまおなじみの、ピカピカキラキラしているきれいな銀白色でないことから、品質に大きな不安を持たれ、お問合せをくださるお客様も少なくありません。 しかし、ご安心ください!! 「やけ」は、「合金」層が表面に見えているだけで、鉄をしっかり覆っており、防食効果に影響はないのです。
JIS規格にも、「やけ」は、「大気中での耐食性には影響ない」と明記してあり「密着性さえ十分であれば実用上の欠陥とはならない」とあります。
ちなみに、この「やけ」ですが、なぜ発生するかというと、鋼材の成分が大きく関係しているんです。 発生の仕方も色々あり、同じ鋼材であっても、一部分だけ「やけ」が生じる、ということもあります。 また、時間差もあり、納品直後は銀白色をしていても、時間がたつと、表面まで合金反応が進み、いぶし銀のような渋い「やけ」が生じることもあるのです。
なんだか熟練のめっき、なんて思うと、キラキラピカピカしていないのも、納得しちゃうかも…なんてのは冗談ですが、見た目から品質に疑念を抱いてしまう「やけ」は、品質に問題はありません。 それでも見た目を重視したい場合は、溶融亜鉛めっきされた鋼材に塗っても大丈夫な塗料を使って塗装することをお勧めします! 気になる方はぜひ弊社まで、お気軽にお問い合わせください!! |
マルコ工業の社員紹介 |
高品質・短納期をモットーに溶融亜鉛めっきを提供する弊社、マルコ工業。 第10回目は営業のまきしんです!!
まず最初に、どんなお仕事をしているのか教えてください。まきしん「はい、冒頭でもご紹介いただきましたが、営業をしています!!」
営業らしく、はきはきとお答えいただきありがとうございます!!
それでは、仕事をしている際のこだわりを教えてください。まきしん「うーん、そうですねぇ…。やはり、営業はお客様とお会いすることがとても多いので、緊張しないように心がけています。」
おお、なるほど…。 たしかに、お客様側からすると、営業の方がとても緊張されていると、いろいろ気になって気軽な相談もなかなかできないですもんね。 話しやすい空気を作るためにも重要かもしれません。
でもそれ以前に、緊張しすぎて、お客様の大切な話を聴き洩らしてしまったら、仕事にならないですもんね(笑)
プライベートなことも教えてください。好きなものは何ですか??まきしん「やはり営業としてはゴルフでしょうか。」
たしかに、弊社マルコ工業では、ゴルフが好きな人が多くいますよね!
まきしん「それ以外だと・・・あ、野球も好きです」
おー。野球ですか! 年末なので、なんとなく1年を振り返りがちですが、野球は今年、話題に事欠かなかったですね! 素人でも野球が楽しい1年でした。
次に、茨城県のおすすめポイントを教えてください!まきしん「いろいろありますが、実はラーメンがおいしいんです!」
えっ、そうなんですか?? 茨城でラーメンってあんまりイメージなかったです…。
まきしん「ふふふ。私のおすすめは牛久市にある活龍っていうラーメン屋です。ここの豚そばはバツグンです!」
あああああ。 これはおなかがすいてしまいます。ガツンときますね。
まきしん「あとは、茨城と言えばお芋のイメージ、もありますが、丸干しの干し芋もおいしいですね。つくばにある八百屋さんにおいしい奴がおいてあって…」
あー、季節ですねぇ。こちらも食欲がわきます。。。
ちなみに、茨城県外でもおすすめスポットがあれば教えてください!まきしん「そうですね…。栃木県のゴルフ場はとてもおすすめです。コース状態がいいのに、安いんです。」
さすがゴルフ好き! 茨城にもたくさんゴルフ場がありますが、栃木のゴルフ場がそんなにいいなんて知りませんでした。
まきしん「益子カントリークラブや、ひととのやカントリー倶楽部は特におすすめです!」
それでは最後に、お客様にこっそり教えたい、マルコ工業のいいところを教えてください!まきしん「ほかの人たちも言っていますが、やはり仲がいいところだと思います。お昼には編み物教室が開催されたりして、とてもフレンドリーです。」
でました!編み物部!! メルマガを見てくださっている皆さんにはもうおなじみだと思いますが、やはり編み物部を筆頭に、社員同士仲がいいですよね。
まきしん「仕事の面でいうと、仕事が早い事だと思います。言われなくてもみんなテキパキ行動してるんです。」
はい。弊社、マルコ工業のモットーは高品質・短納期!! そのためには、丁寧なお客様対応と、テキパキした行動が不可欠です。 皆さまに早く、良い品質で納品できるように、社員一同、心がけております!! いかがでしたか?
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年末のご挨拶 |
さて、今年、2023年ももう残り数週間…。 色々なことがあった2023年でしたが、皆さまにとって2023年はいったいどんな一年だったでしょうか?
また、本年もメルマガをご愛読いただき、誠にありがとうございました。 来年もいろいろ、お役に立てるような情報を発信していければと思いますので、引き続き変わらぬご愛読をいただければ幸いです。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。 |
最後までお目通しいただきありがとうございます! 次号もよろしくお願いいたします。 |